2011年5月30日月曜日

R.I.P. "Godfather of Rap"

 
R.I.P. Gil Scott-Heron (April 1, 1949 – May 27, 2011)


彼は70年代当時の社会情勢を痛烈な詩の語りと、力強い歌声でレーベルした詩人であり伝説的なミュージシャンでした。ブラックミュージックの中でも言葉に不満や怒りを込め、社会風刺的発言をするといったattitudeは間違いなく今あるRapミュージックの先駆者であったと思います。その痛烈な黒人差別に対するアメリカ政府に対しての批判や、肥大する資本主義に対する不満を歌った歌詞は彼が "Godfather of Rap" と言われる由来となったのでしょう。


"The Revolution Will Not Be Televised" (革命はテレビで放送されない)


このメッセージは1970年に発表された彼の代表曲のタイトルであり、ラップでも引用される有名なフレーズです。
内容は1970年代のアメリカは黒人差別が一番ひどい時期であり、白人が完全に社会を握っていました。もちろんテレビ番組は白人の為につくられており、テレビを見る暇があるぐらいなら、自分で活動をして革命を起こせという熱いメッセージ。今聞いてもかなり濃いーーーのは間違いないです。

あーー、それにしても悲し過ぎる。R.I.P. at last, Gil.


 
  

2011年5月27日金曜日

The Cable Guy

もともと音楽や映画が好きで、よくチェックをしているのですがやっぱりジャンルや好みには偏りがあるようで、意外と名作と呼ばれる作品やベタベタなものでさえ知らなかったりします。

つい先日もNorah Jonesの最新作 "FEATURING NORAH JONES" 10曲目のTalib Kweli featuring Norah Jones  "Soon The New Day"を聞いている際に気になるフレーズがありました。




気になったVerse 1の最後のフレーズ 
Come through like the cable guy
Get 'er done
That 'ole hit 'n run
Turn into bitter ones
Tonight is catch me if you can
You can taste the ginger bread
Ain't nothing like wakin' up with a stranger in yur bed
Nope!

全体のリリックがどうこうとかはあえて言いませんが、とりあえずこのライムを聞いた瞬間 "the cable guy" ってなんやねんと?疑問をもちました。言葉の意味はケーブルテレビの配線業者?全くもってリリックの前後の意味が繋がりません。
とりあえず、気になるといてもたってもいられない性分なので、リサーチした結果 "The Cable Guy" は1996年公開されたアメリカの映画のタイトルからquoteされたものとわかりました。

下記に映画の詳細を↓



Title: The Cable Guy
Release Date: 1996
Country: United States
Director: Ben Stiller
Writer: Lou Holtz Jr.
Cast: Jim Carrey, Matthew Broderick, Leslie Mann, Jack Black, and etc...


Jim Carrey主演のサイコスリラー映画で、ジャケットのだささも含め、あまり自分が好んでみないジャンルの映画でしたが、観ると一転Jim Carreyのほぼワンマンな極度のエキセントリックな役どころに、ただただ驚かされるのと同時に、狂気と切なさを感じさせるストーリーはほのかに苦い後味を残すような作品です。

そしてこの "The Cable Guy" をquoteしてライムを作るTalib Kweliも素晴らしいですね。まあ、Rapでquoteに使うぐらいのタイトルってアメリカ人なら間違いなくみんな知ってるんでしょう。

その根本がわからないと繋がらない歌詞の意味。奥深いようで理解できないのではやっぱり自分が無知に過ぎないからですね。

人生常に勉強です。

2011年5月25日水曜日

maceo and all the KING'S MEN - doing their own thing - 1970


少し前の事ですが、CDを見にいってるとふと見かけたことのあるジャケットを発見。

FUNKの王様James Brownが率いるJB'sのsax player "Maceo Parker" がJB'sから離れ、"maceo and all the KING's MEN" 名義で発表した第一作目の作品です。オリジナルジャケットのCDが再発で発売されていたなんて、ほんと素晴らしい時代ですね。

JB'sのプレイヤーを丸ごと引き抜いて製作したこのアルバムは、James Brownの声こそ入っていませんがサウンドはドス黒くファンキーで、まさにJB'sまんまです。ただ、当時はJames Brownのサポートを受けれなかった為、評価はいまいちだったそうだ。。。のちにHip Hopアーティストの楽曲のサンプリングで再評価される結果となりました。

音を聞けば間違いないのに、素晴らしい作品がオンタイムで評価されないってなんともironicなことですね。

また、"maceo and all the KING'S MEN" という名義とタイトル "doing their own thing" もそのまんまで "KING” はJames Brownのことであり、俺たちだけでもやっていけるということをこの作品で証明したかったのでしょうか?

んんんーー、、、まさにironicです。

2011年5月23日月曜日

Down by Law


Title: Down by Law
Release Date:1986
Country: USA and West Germany
Director:Jim Jarmusch
Writer: Jim Jarmusch
Cast:Tom Waits, John Lurie, Roberto Benigni, and etc...


2011年にロックの殿堂入りを果たしたシンガーソングライター "Tom Waits" の初主演作。白黒映画ですが、80'sの作品です。

タイトルの "Down by Law" とは刑務所のスラングで「親しい兄弟のような間柄」という意味で、とある理由で獄中で出会った3人の男の触れ合いを描写した作品になります。この映画をみていると3人のやりとりをみているだけで、ストーリーなんてどうでもいいやと思えてきます。

Tom WaitsとJohn Lurieはクールだけどselfishなアメリカ人、そこに彼等と対照的な片言の英語を話すコミカルでおちゃらけなイタリア人のRoberto Benigniの人間観察だけで十分楽しめる映画だと思います。もちろんsweetなシーンあり、エンディングも映画史上残る名シーンだとも言われている有名な作品。

とにかく独自な世界観の映画なので、なかなかストーリーラインを説明しても伝えるのが難しい映画ではありますが、雰囲気を楽しみたい人にはぴったりの作品ではないでしょうか。