今年のアカデミー賞の式典でのビンタ騒動、
僕もニュースでみましたがびっくり。
コメディアンのクリスロックのスピーチに対してのウィルのビンタ、妻を侮辱したリアクションには賛否両論の意見が飛び交っている。
これなかなか日本人が理解するにはほんと難しい話ですよね。
多分、メディアででている話を聞いてる限りは、クリスロックのセンスのないブラックジョークに感じてしまうかもしれないけど、
僕自身はこれに関しては別にどっこいどっこいじゃない・・・とどっちの肩を持つわけではないけど、個人的な意見としてはクリスロックのほうがエンタメの中でもプロフェッショナルだとどこか皮肉にも感じています。
2009年に公開されたクリスロックのドキュメンタリー"GOOD HAIR"ってのがあって(以前ブログで紹介したかも)、このドキュメンタリーは自身の娘から問われた"なんで私はいい髪をもってないの？"という問いに対してのアンサーを見つける為に、全米各地、そして世界を回ってアメリカ黒人の髪について様々な事を学んでいき、娘の疑問を解いていく・・・という内容で、ブラックヘアーを自ら深堀りすることでに世間に興味をもってもらい様々な苦悩なども理解してもらう・・・という当時一部で問題になった作品でした。
この作品は結局、黒人女性の中での反発(秘密を暴露されたなどなど・・・)が多く、コンプレックスがポジティブな方向に受け止めれない社会情勢なども浮き彫りになり、
世の中的にあまり認知のされていないドキュメンタリーって感じになっていますが、
僕はこの点も根深く残った出来事ではないかと思います。
黒人は黒人らしく地毛を愛そうぜっというメッセージを受け止めれない人も沢山いると思うので。
自分の作品や価値観に対してブレがないクリスロックのブラックジョーク、殴られた後のアンサーもベテランコメディアンらしいなとふと思いましたね。
どっちにしてもエンタメの中のエンタメなんで、勝手にやってくれって話なんですけど・・・苦笑
でもボチボチだったけど、これでウィルスミスめっちゃ嫌いになったわ 爆笑
今のご時世、攻撃も口撃もセンスが問われる世界、戦争中にど派手な祭典。世の中狂ってるな・・・の行動であったのは間違いないと思います。特に武力でのアンサーが一番みせてはいけないところではあったかなと。
アメリカファーストの茶番をみせられてる身としては、 お互い自分に酔うのもほどほどに・・・と関係ない話でした。
個人の髪の問題よりも戦争のほうがもっと重要なmatterだと思いますね。
