服屋ですが昨日オーバーホールから帰ってきたビンテージ眼鏡を連投で投稿させて頂きます。
今回ご紹介する眼鏡は50年代のBausch&Lomb社のセーフティーフレームになります。
まずBausch&Lombとはなにか?? ご存知じゃない人もいると思うので少し説明を・・・
ほとんどの方は一度は耳にしたことがあると思いますが(視力が悪くない人にとっては全く関係ないことですが・・・)、ボシュロム社とは1853年にドイツからアメリカに移民としてやってきたJ.Jボシュがニューヨーク州のロチェスターというエリアで始めた小さな眼鏡屋が始まりで、以来、眼鏡光学の分野で高い技術力に基づく製品を世に送り出し、現在ではコンタクトレンズ眼科用医薬品・手術機器などの分野でグローバル企業として成長しています。
コンタクトレンズの洗浄の液などでも名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
眼鏡の分野でいいますと、70年代から90年代初めまでUSA製のRaybanのフレームを手がけていたことでも有名なブランドだと思います。また当時のガラスレンズもすこぶる評判よくて今でもボシュロム製のレンズ探されているコレクター沢山おられると思います。
今回のフレームはそのボシュロムが50年代~60年代にかけて発売していた眼鏡で、名前のセーフティーフレームは名の通り目を守ることを第一に考えられたフレームで当時はワーカーなどがコンクリート片や土や鉄片などから目を守る為に使用されていました。
また、今回は入荷していませんがバイカーなどが風から目を守るゴーグルとしてテンプル部分にカバーが取り付けられたモデルも存在します。
セーフティーフレームというと普段使い厳しいんじゃないの??と思われる方もいるかもしれませんが、70年代~80年代に俳優やミュージシャンなどが普通の眼鏡として使用することが流行した為、現在では様々な偉人のファッションアイコンの一つとして頑固たる地位を築いています。
普通に眼鏡として使用してくださいってことですね。
とホントはもっとダラダラ能書きを垂れたいところですが、そろそろ商品の詳細を・・・
上記のモデルはブロウタイプと言われており、上部フレームが人間の眉毛(ブロウ)に似ていることからブロウと呼ばれまたサーモントタイプと言われています。
昔は政治家や教師などが好んでかけていた為、一般的にかっちりとした雰囲気が強いブロウタイプの眼鏡ですがどちらかといえばボシュロムのセーフティーは目尻部分が角ばっている為男臭い雰囲気になりやすいと思います。
一般的なブロウがあんまり似合わない人にはお勧めだと思います。
そしてこの眼鏡の一番の特徴はクリアのテンプル。
この黒とクリアの2トーンのタイプ意外と見つかりません。
実際以前からこつこつと眼鏡を集めている私でも実際このモデルを見たのは恥ずかしながら初めてでございます。
サイズは48□22でテンプル長は6(15.3cm)ですのでめちゃくちゃグッドサイズですね。
一般的に眼鏡のサイズってあまりピンとこない方正直多いと思うのでこれまた少し説明を・・・
だいたい男性の標準サイズというのは欧米人とアジア人では規定が違うのですが、日本人サイズの一般的なサイズはレンズが48(レンズ幅が4.8cm)で次に来る数字はブリッジ(鼻幅)なのですがこれは人によって違うので省きます。そしてテンプルはだいたい現在の既成品でだいたい145(14.5cm)のものが多いです。女性サイズで135(13.5cm)が基本的なスペックだと言えます。
正直な事をいうとツル(耳にかける部分)のカーブ次第でかかり具合は変更することが出来るので、自分にぴったりのサイズとなるとやっぱり後ほど調整するのが一番なのですが・・・
人によって顔の大きさや耳の形違うので当たり前のことといえば当たり前なのですけどね。
話がそれてしまいましたが眼鏡選びの大事なポイントなので・・・
それでは次の眼鏡を
こちらはグレイクリアのセーフティーフレームです。
実際は少し経年変化??で少しオリーブっぽい色していますが部分的に日焼けしたという感じではなくオリジナルのカラーがこういう色なのか。ちょっとそこまでは分からないのですがとにかくいい色しています。
上のブロウタイプと同じくクロスヒンジのタイプでこれは当時のボシュロムの中でも人気の飾りで実際私もこのタイプの眼鏡が大好きで個人的にも集めています。たかが飾りなのですが、眼鏡でいうと飾りは顔の一つなのでもちろんめちゃくちゃ重要なんですよね。それに実際かけるとやっぱりかっこいいーーー。
そして鼻はパットタイプなんでずれにくく鼻幅もパットの起こし具合で調整も可能ですので実用的にもかけやすいですね。
最後に自分もレギュラーでかけている黒のセーフティーでクロスヒンジタイプです。
一番普通のスタイルなので人気が高く年々玉数も減っているタイプ。
何本かすでに売れてしまったのですが、今ならございますよ。
最後に眼鏡って似合わないんだよねーって言う人結構いますが、これからかけたいなーと少しでも興味のある方に私から一つアドバイスを・・・
たいしたことではないですが眼鏡ってかけたいやつをかけ続けると顔に馴染んでくるのでやっぱり思い切りが必要だと思います。
それに尽きますね。
これは本当の話。
他にもいろいろコツというか雰囲気をだす方法はあるのですが文章で説明しても伝わりにくいので直接聞いてください 笑
非常に奥深いビンテージ眼鏡の世界、はまってきているお客様も多数おられます。
まぁ・・・気持ちはわかりますよ。私もその一人なので 笑
※ビンテージ眼鏡はコンディション等個々の差がありますので是非店頭で実物をご確認くださいませ。価格はあえて記載していませんがお気軽にお問いくださいませ。
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