2019年6月28日金曜日

Germany Style...

この季節、店頭で人気なカテゴリーのビンテージ眼鏡、



ここ数年グローバルな流行で市場価格の高騰も著しく、所謂アンティークフレームといわれる50年代ものなんかはほぼほぼ市場でも見なくなり、あったとしてもここ10年ぐらいで価格も4倍ぐらいになっているものも少なくない印象(それもがっつり中古で・・・)。



当店も大事に在庫を売っては出しての繰り返しをしていますが、ここ数年はほんとディーラーからのプライスも上がりほぼ下代が実際提案したい上代化になっていたりと四苦八苦しているカテゴリー。



自分的にもお気に入りのやつが次々旅立っていってたので、少しづつになりますが以前から仕込んでいたやつを放出していきたいと思っています。



とりあえずお勧めしたいやつはこいつ、





80s Ralph Lauren Eyeglasses “Made in Italy”



50sのフランスのナイノール社が開発したNylor眼鏡(レンズに溝をつけてナイロン糸で繋げてフレームからつりさがってるように見える)をベースに、スタイル的にはドイツの名品Rodenstock社のCarltonをネタにしたかと思われる珍品。



眼鏡知らない人だとなんのこっちゃらといった説明ですが、補足程度にディスクリプションを。





今でいうブローのサーモントスタイルのハーフリム仕様といった雰囲気のナイノール眼鏡。上記の写真は50年代当時の広告。



フロントがハーフフレームで、レンズがつりさがったように見えた画期的なデザイン。





こちらはドイツのRodenstock社の名品"Carlton"、70年代の西ドイツ製なんかコレクターの中でも人気の品番の一つで素材にゴールドを使っていたり、モノによってはプライスも結構えぐいです・・・
※ちなみに2012年頃に復刻(結構微妙だった・・・)もあります。


フロントはテンプルからテンプルまでが直線で繋がっていて、見た目にもエッジの効いたモデル。



エニウェイ、



お分かりの方は多いと思いますが、ポロのデザインは洋服しかりオリジナルのネタのサンプリングで作られたプロダクトが多く、それを紐解くのも面白さの一つ。



でも全く同じ模造品ではなくて、プラスアルファーのデザイン性が最大の魅力。この眼鏡に関してはメタルフレームのスタイルだけどフロントのブロー部分、そしてサイドテンプルは塗装でべっ甲を表現。なかなか手間がかかっていて一見セルフレームにも見える。







シックな装いにはもちろんですが、最近ではUSのラッパーなどのドカジュアルでの落とし込みもいい感じでハマっており、ファボラスとかも好きそうだなーと勝手に想像。



自分の中ではスチームパンク+プレッピーMixって感じかな。



ボストンスタイルなどプレッピー路線が多いポロのビンテージだけに、このスタイルは相当レア。



お好きな方は是非チェックしてくださいね。


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