今まで洋服というものに興味を持ち出してからそりゃ失敗は数知れずお金を湯水のようにつっこんで色んなものを手にしてきたと思います。
もともといいモノ買いの性分なので10代の頃から大人が身につける天辺のものに常に憧れがあり、バイト代が入った初日に全額投入なんて毎月のことでした・・・笑
その中でもとりあえず失敗し続けたアイテム(苦い思い出)の1つとしてライダースジャケットがあります。
1シーズンにどうも納得いかず4枚買いなおしたこともありました・・・全部それなりにいいやつでしたが結局何かが気に入らず1回も着ずに人に譲っての繰り返しでした。
でも失敗をしたからこそ本当に自分が求める本物のアイテムが理解できるようになったと思います。
とプロローグ的なことはさておき
男が好きなアイテムの1つレザーアイテムはかなり拘りたいということなんです。中途半端なものはやっぱりいらなくなるのは事実です。
ライダースジャケットを着れば自分の体型の変化に気づくと言われるぐらい、レザー自体は馴染むことはあっても極端に伸びたり縮んだりするものではないので、昔買ったやつが着れなくなったというのは自分の体型がいかに変わったかと理解できる1つの目安にもなるぐらい。確かテリー伊藤さんも雑誌かなんかで言ってたな・・・
間違いなく長く着れる(大事にきれば本当に一生モノ)アイテムだということ。
だからこそ自分の用途を含めベストのものを手にして欲しいアイテムの1つです。
今回は定番ですが変化球の効いた普通のアイテムだと満足いかないマニアックの方にも満足頂けるやばいライダースが入荷したのでご紹介させて頂きます。
こちらは未だに"Made in USA"に拘り続けるアメリカのレザージャケットの代名詞的存在のSchott。
その中でもシーズンに数型しかリリースされず、それもほとんどが受注生産がメインで店頭にもあまり出回らないハイエンドライン"PERFECTO BRAND"のレザーライダースジャケットです。
先日のpieces style 48で着用していたモデルです。
ライダースに興味がない方ならふーーーんといった感じかもしれませんが、このPERCTO BRANDのシリーズは本当にくせ者で再生産をほとんどしなくて有名なので以前のコレクションを血眼に探している方もたまにですが聞く話です。
私自身も数年前のコレクションのモデルをどうしても手に入れたくてずっと探していますが、まぁーマイサイズなんて見つかるわけがございません・・・
定番のクラシックモデルとして毎年出るアイテムではないので特にファン心がくすぐられるとこでもあるんです。やり方うまいなー。
毎回アメリカ出張の際もRETAILERをくまなく探して目は通すのですが、ほとんど見つかることがないのですがたまたまフリー在庫(客注落ちだろな)が出ていたので興奮のあまり手に入れたアイテムでございます。
こちらはSchott NYC社の創設者の一人であるIrving Schottが1928年に当時バイクパーツを扱っていた"BECK"社から依頼を受けて世界で初めてモーターサイクルジャケットを製作された伝説的な型"BECK"をベースにしたモデルで、個人的にも一番惹かれたポイントはカウハイドのひび割れレザーだということ。そして色がスモーキーなブラウン。
未だかつて現行モデルでこんな色ありました???というぐらい珍しい仕様だと思います。
もともとSchottはモーターサイクルジャケットから入りパンクやロッカーなど広く愛されたブランドですが、70'sのウェスタンコレクションが始まるまでやっぱりSchottの代名詞といえば"黒"。
むしろ黒じゃないとSchott違うだろーと言われるぐらいだと思います。
でもこれは珍しくブラウン。
えっ Schottがブラウンやるのか???と思う気持ちの反面、そうそうそれが欲しかったんですよーと心の中でのガッツポーズした天邪鬼の自分がいました。
まぁー昔々ワンスターのブラウン(カスタム??)という変態なモデルを○原ヒロシさんが雑誌で私物コレクションでだしていて度肝を抜かされましたが、一般的にはほとんどそんなモデルはありません・・・
さておきディテールの説明を。
40年代のモーターサイクルジャケットを忠実に再現したモデルですので、襟元にストラップが付属し立ち襟にして留めることが出来ます。
D型ポケットもクラシックなディティールでライダース好きにはたまらないディテールです。またジップにはIDEAL社製のSchottオリジナルのパーツを使用しており、ジッププルには菱形スタッズが施されています。
青錆なんかも・・・いらないわーと思わすぐらい作りこんでるんですよ。嫌ならふき取れば綺麗に取れますので。
個人的にウエストストラップのないダブルライダースは好まない 笑 なんちゃってにしか過ぎません。
エポレットのバースタッズも渋い。
内側はコットンライニング(ここ重要)。キルトライニングやウールだと冬仕様、コットンやキュプラなど一枚モノは春・秋用です。
レザーは保温性があるのは事実ですが、誰が言い出したのかライダースは冬のアイテムだと決めつけている世論がありますが、実際はライニング次第です。
春や秋は夜風が非常に冷たく、本当はレザージャケットを着るにはベストシーズンだということを断言できますね。
どちらかというとSchottのわりにアメリカ臭くないUK臭漂うスモーキーなブラウンですが、服馴染みは非常によく正直黒よりも服を選ばないお色だと思います。無骨な中に合わせ方によって色気のあるめちゃくちゃいい色です。
サイズも肩幅が大きくアームも太いいいわゆるバイカー仕様ではなく、インナーにドレスシャツを挟んでサラッと羽織って様になるすっきりとした鮮麗されたシルエットなので個人的には用途含めベストです。
一生モノのレザーライダース。
持っていなければ是非身に纏ってください。
春のレザーは最高です。
Perfecto Brand by Schott NYC / Leather Motorcycle Jacket
Color / Brown
Size / M
Price / ¥115,500(税込み)
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